英語・英語教育・TOEIC

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「どのように日本語を、聞き話せるようになったの?」日本人が外国人に教えられるか

次のような記事があった。

「日本語なら私も教えられそう」と言われた時の日本語教師の反応 - NAVER まとめ http://matome.naver.jp/odai/2146854409147442601

これに関連して英語習得に関して、私は次のように考える(その一部をTweetした)。

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文法を含め、ターゲット言語が話されていない土地での「習得」を指導することはネイティブ話者や長期滞在による習得者にはほとんど無理。特に英語の場合。

なぜなら、日本語と英語は言語的・文化的距離が最も遠いため習得が困難で、習得経験がなければ指導・アドバイスのしようがないから。

「日本語をどのように習得しましたか。習得方法を教えてください。」と日本人が外国人から言われたときどう答えるか。

「どのようにして日本語を聞けるようになったの?どういう練習をすれば話せるようになるの?」

このようなリスニング・スピーキング能力を、日本以外の外国で、意識的に勉強・練習することによって習得する方法を、日本生まれ・育ちの日本人が外国人に指導できるのか、ということ。

これを逆から見たのが、英語習得の話。

なお、ネイティブ話者の本領が発揮されるのは、習得後の「運用」である。

ネイティブにしかわからない感覚など。
言葉の「正確さ」「流暢さ」「適切さ」を身につけるならネイティブ話者の胸を借りるのが有効。

もっともネイティブ話者でも、縦と横の振り幅が大きいことを忘れてはいけない。
つまり、知的・言語レベルおよび英語母語話者の祖国は英米だけではなく、また地域差も存在する。

さらに、国際共通語としての英語であれば、ネイティブ話者が絶対的とはならないことにも留意。
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日本のような環境では、教授法・勉強法をうんぬんする前に、大量にやることが大事。
基本となる音声・文法を習得したら、後は量をこなす。

これは根性論ではない。
言語習得には「大量」が必要不可欠で、日本人にはそれが圧倒的に欠けている。

教授法よりもまずは、日本で英語を習得した人々の勉強法を参照したほうがいいだろう。

最後に、先日Tweetしたものを貼っておく。

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【 2016/08/17 】 英語習得 | TB(0) | CM(-)

近況報告とReadability

ブログからはちょっと離れてしまっていた。
7月から8月上旬まで非常に忙しかった。

通常業務の他、いくつか追加の仕事も行っていた。

以前出版された
「Mini-Activities in University Non-Major English Classes (1)」(昭和女子大学現代教育研究所)
がとても好評とのことで第2弾を出すとのこと、
それのアイデアを練っていた。

また、実現されるかわからないが、とある出版社からの依頼で教材とスマホアプリのアイデアを作っていたりもした。

仕事ではないが、Twitterで発音や英検合格に関して悩んでいる方がいらっしゃったので、オンライン電話でコツなどを教えて差し上げたりもしていた。

そんな中、Twitterをのぞいていたら、次のようなTweetがあった。

これについての私のTweetを以下にまとめておく。
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Readabilityは私の研究のど真ん中なのでこれを利用する方向けにちょっと説明します。Readabilityは「読みやすさ」Formula=公式は多数。基本的にはどれも文章の語数・文数・音節数で計算。語数・文数が少ないと高い数値は出る。本格的調査には3千語必要とか。

Flesch-Kincaid Reading Easeは満点100で通常の文書は60~70。数値が大きいほど読みやすい。これを米国の学年で示すのがFlesch-Kincaid Grade Level。3は米国の小学3年生が理解できるということ。

英字新聞は学習者にとって難解だが私の調査では有名メディアのニュース記事は11~12。高校生なら読める。まあ日本の新聞でもそうだから当然といえば当然。
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Readabilityスコアは米国ではよく使用されているという。
政府文書、契約書など。
MS  Word US版には標準でスコア測定がついているらしい(日本版も測定できるとの話があるが、私のワードに関してはよくわからない)

私の博士論文の前半で、Readabilityおよび英文ニュース記事のReadabilityについて深く研究。
12のメディアにつき、それぞれ2万語ずつ調べた。
その他、語彙レベルや語彙カバー率も測定するが。

後半においては、前半の調査によって「大学生にも読める」ものを見つけ、学生にそれを読ませたり、テストをしたりして学習効果を見ようという計画。

博士課程は3年間のうちすでに半分終わった。

後半戦も首尾よく進めていきたいものである。
【 2016/08/13 】 研究・論文 | TB(0) | CM(-)