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日本でやるなら日本でやった人の意見を参照しよう

ある英語教育の専門家はTwitterで次のように述べた。

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TOEICスピーキングテスト、英検の二次試験などには「音読問題」がありますが、それと現実のスピーキング能力とはあまり関係がないような。それと較べて、TOEFL iBTのスピーキングセクションの問題はオンキャンパスやクラスでのスピーキング活動をリアルに反映しています。
============================

たしかにその通りだが、「だからなに?」と思う。
TOEICスピーキングテストや英検の二次試験を批判しているのだろうが
それは間違っている。

TOEFL iBTのスピーキングセクションの問題はいくらリアルだからといって、
日本で英語を学ぶ人や留学しない人には関係ないだろう。
よっぽど音読を評価してもらったほうが勉強になる。


一般人はともかく、あいかわらず専門家の認識が欠陥だらけなので再び述べておく。
このブログでも再三言っているが日本人にとって英語は極めて難しい。
それゆえスピーキングの基礎となる音読さえも評価項目に入れる必要があるのだ。
テスト批判の暇があるなら公教育改善運動を行ってほしい。

評価基準として近年大きな注目を集めているCEFRを例に説明する。

CEFRはヨーロッパで生まれた。
その評価基準は6段階。
ヨーロッパ言語は英語に近いからそれで十分なのだ。
しかし日本人の英語力を評価する場合細分化が必要。

例えばCEFR B1
「Can describe experiences and events, dreams, hopes & ambitions and briefly give reasons and explanations for opinions and plans.
体験・出来事などを表現したり、意見や計画の理由や説明を語ることができる」

このレベルをクリアするのに中学3年間、あるいは高校も含め6年間が
まるまる費やされるかもしれない。
しかしこれでは評価基準として役に立たないのである。
6年間、同じレベルのままになってしまうから。
それゆえJapan Standardでは12段階とした。
小学生段階を想定した入門レベルでは「アルファベットが書ける」ことも評価するのである。
ヨーロッパ人ならできて当たり前のことでも、日本人の学習発達段階としては必要な事である。

こういう違いを無視して英語力や英語力測定試験の話をするのは無意味。
それこそが、過去100年以上日本の英語教育が改善されてこなかった根本原因である。
英語教育の専門家は、ESLとEFLの違いを十分認識すべき。
といってもそれが無理なのはブログですでに述べている通り。
専門家本人がESLで英語を習得して帰国し
EFLの日本の英語教育について語っているのだから。

その状況はフランス料理にたとえられる。

例えばフランスの本場でフランス料理を学んで帰国したシェフが
日本の料理学校でフランス料理を学ぶ日本人生徒たちに
いくら本場でのやり方を指導しても無理なのである。
そのシェフと同じ腕前にはならないし、
そのシェフがフランスで作ったものと同じ料理を作ることはできない。

フランスでは、周りがすべてフランス人であり
フランスの風土・文化に適した言語・リズムにのって体を動かし料理を行う。
そして、そこに適した水、空気、調味料、食材がある。

しかし、日本におけるそれらは全て違う。
フランスで学んだことを基準に日本で同じことを主張しても意味がないのだ。

その点、専門家は理解していない。
本人はアメリカやイギリスで英語を習得して帰国して
日本での英語習得を語るのだからどうしようもない。
中身が見えていないのにあーだこーだ言っているようなものである。
そういう無意味な英語教育論が100年以上続いてきたと私は思っている。

英語学習者の皆さんには少しでも認識して頂きたいと思う。
日本でやるからには、日本で英語を身につけた人のやりかたを参照し
時には苦しいトレーニングを継続しなければならないのである。
決して「1日5分聞き流すだけでペラペラ」にはならないのである。





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【 2013/04/03 】 英語教育 | TB(0) | CM(0)
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