英語・英語教育・TOEIC

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海外生活経験者の英語論には注意

次のようなブログがあった。
外資系」でくくる危うさ:アメリカの会社に行ったら、イギリスの英語も文化も通じなかった

このブログに関して、「一人の海外生活者の気持ちや意見である」と受け止めるぶんにはまったく問題ない。
しかし、日本人読者の場合、海外経験者による英語(習得)論や文化論は、そこに書いてあることだけが真実であると受け止めてしまう傾向が昔から強い。

そこで、あえて注意を促す目的で、以下の意見を述べておく。


海外経験者の英語(習得)論を、それだけが真実のように信じてしまう傾向が昔から強いがやめたほうがいい。そういう意見は大抵、論者の過ごした国の中の極めて狭い地域の中の極めて狭い活動範囲の英語に基づいた主観に過ぎないから。


論者の学識レベルが高く、かつ客観的視点も存在するならまだいいが、この場合は違う。


まず、高校1年で英国に留学したという。その時点での英語力は同年代の人よりも低い。

ブログによると次の通り。
"英語の教養を微塵も積んでいなかった私としましては
「イギリス英語」と「アメリカ英語」の差なんて意識するどころではなく
She likes him. という文章を
She likes his.  と書くぐらいにはダメでした。"

さらに、日本人としての文化的知識、大人としての日本語能力がまだ完成していないうちに、英語・英語文化の影響を全面的にうけることになった(事実、ところどころ、変な日本語表現が見受けられる)。
つまり、日本人としての日本語能力、および英語能力に基づいた言語習得論は非常にあやふやになる可能性が高い。

よって、そういうタイプの論者の言語に関する記述は、非常に注意して読む必要がある。

ブログ中の記載で
"イギリスでは 少数の「0.8」を
nought point eight と読みます。
カタカナにすると ノー・ポイント・エイト。ゼロ=ノー、なんです。"
とある。

イギリスに滞在していても、「勉強」をしていないことがうかがえる。
辞書を調べれば、「ゼロ=ノー」ではなく、「ゼロ=nought=ノート」であることがわかる。
最後の"t"の音が無視されている。

たしかに、noughtの直後にpointを発音すれば、"t"の音はほとんど聞こえないかもしれない。
(それでも、"no point"と"nouht point"では、音が違うことは、注意深ければわかる。
あえて仮名でかけば、「のう ぽいんと」と「のーっぽいんと)。

論者はあくまでも現地で耳から覚えていることがうかがえる。
この手法は、日本で学習する場合、まねすることはお勧めではない。
なぜなら、この手法は現地で生活しながら大量の英語に触れる場合に、ある程度使えるものだからである(勉強しなくても3年ほどすれば、会話は流暢になるのが普通である。それでも、文法的な間違いは修正されないので、文法など基本的な事柄は、ちゃんと勉強したほうがよいだろう)。

なお、私はBBC WORLD SERVICEで"nought"を聞いたことはない。
そして、英国の場合、階級社会であって、階級によっても言葉や発音が違うことも知っておいたほうがいいだろう。

なお、そのブログに関しては、アメリカ人による意見が次のサイトにのっている。
「英語」でくくる危うさ:いい加減な米英比較はやめませう

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【 2014/08/14 】 英語習得 | TB(0) | CM(-)
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