英語・英語教育・TOEIC

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イマージョン 理想と現実

イマージョン教育を行っている、ぐんま国際アカデミーに関する記事
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20141128-OYT8T50043.html?from=ycont_top_txt

この学校は授業見学をさせて頂いたことがある。校内の雰囲気は明るくて良い。

イマージョン(immersion)とは、「浸すこと」。
つまり英語漬け。国語以外の授業を英語で行う。

記事にあるとおり、英語に触れる時間は極端に多くなる。
ただ、問題もある。

学生ならではの問題、例えば宿題をしてこない、遅刻をするなど。
そして記事にあるように
授業を英語でやるとしても学力差が生まれるのは日本語の場合と同じ。

記事によると、
中等部(7~9年生)生徒249人が団体受験した英語力テストTOEIC(990点満点)の平均点は577点。大学生平均(445点)を上回り、8人は900点を超えたが、ばらつきもある。

中学生でこのスコアは素晴らしい。
ただ、TOEICの内容は中学生向きではないので、大人と比較するのは不適切かもしれない。
また、このスコアであれば大人が1,2年頑張ればとれるものでもある。

記事によると、
『多くの親は英語力が追いつかず、「勉強を教えられない」と悩む。同校周辺では、宿題や補習を個別指導する英会話教室や塾が人気を集めている。』
なるほど、学校では単なる英会話習得ではなく、教科の理解が必要となるため、一般の学生と同じく塾が必要なのか。内容理解のためには母語である日本語による指導の方が効果的であろう。

さらに、日本語による大学入試への不安。
各教科の述語も英語だけではだめということ。入試に対応できない。
「Xについて、方程式の解を求めなさい。」の意味がわからなければならない。
「方程式」「解」「求めなさい」の意味が理解できなければならない。
「求めなさい」は"ask"ではない。
英語では例えば"Solve the equation for X."となるだろう。

他の教科でも例えば、地理における「酪農、豪雪地帯」、理科における「沸点、融点」など英語に対応する日本語も知っていなければならないということ。
そもそも、日本人にとって「英語ができる=日本語と英語の両方ができる」である。

そういう観点からも、私が望ましいと考えるのは「日本語で1度学んだものを英語でも学ぶ」ことである。
これはCLIL(Content and Language Integrated Learning)と呼ばれるものの一部と言ってもよい。
学習内容の復習にもなり効果的ではないか。
問題は、同じことを2回やるから時間が倍かかることであろう。
よって、英語では重要部分のみを行うなど、コンパクトにするのが現実的かもしれない。

結論は次の通り。
英語習得の方法の1つとしてはイマージョンは有効だろう。
海外で大学に入ったり、働いたりする目的があるなら、非常に有効であろう。
しかし、日本で大学に入ったり、働いたりする目的であるならば、必ずしも有効とは言えないのではないだろうか。
大学の講義も日本語で行われる場合が多いこと、日本社会におけるビジネスが日本語で行われることを考えればなおさらであろう。

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【 2015/01/28 】 英語教育 | TB(0) | CM(-)
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