英語・英語教育・TOEIC

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発話力、会話力、CEFR

次のTweetがあった。

その通りだろう。一人で話す練習は大事。発話力(speaking skill)が養われる。この練習の大切さをわかっている指導者は少ないのではないか。

学校を一歩出れば日本語に囲まれているEFLの環境においては、野球の素振り、武道の打ち込みのような単独練習は必須。
学校でやらせるなら、この他、会話を暗記させて疑似会話をやらせたり、芝居のせりふを覚えさせて芝居をするのもよいのではないか。
この発話力の次に来るのが会話・やりとり(interaction)。
最初は、日本人同士の道案内、買い物などの会話でもよいだろう。しかし忘れてならないのは、日本人が英語を話すときは、相手が異なる文化的背景を持つ外国人であること。

そこで、この会話能力は異文化間伝達能力(intercultural communicative competence)に支えられる必要あり。
異文化間伝達能力とは、相手の文化的背景を知り、相手の言語、自分の言語などを駆使して相互に会話の目的を達成しようとする能力。そこにおいては完ぺきな言語能力は要求されない(部分的能力 partial competence)。
これは複言語主義(plurilingualism)の一環。
近年、人気のCEFRの重要なコンセプトの1つ。

CEFRの本来の目的はヨーロッパにおいて外国人間で言語を通じて相互理解を達成することにより戦争を回避しようとしたこと。一般的には6段階のレベル分けだけが注目されているが。

隣国同士は歴史上争うことが多く、これを避けて平和な社会を作りたかったのである。CEFRの目的は、社会政策的なものだったのである。
CEFRは修士論文のテーマだったので多少は深く知っている。師匠のO教授は日本版CEFRにもかかわっていらっしゃったし。小学生など初歩の段階は特に、もっと細かなレベル分けが必要。ヨーロッパでは問題とならない「アルファベットが書ける」等も評価されるべきと。

また、目的が「完ぺきな言語能力の獲得」ではなく、「異文化間の相互理解」であることから、能力記述文(descriptor)は"can do(~できる)"の形で積極的になっている。

しかしEFL環境の日本では「~できる」だけでなく「知っている」も評価されるべき。
たとえば「国際電話をかけることができる」だけの記述だと、「知っているが、かけたことがない」をどう評価すべきか、という問題が出てきてしまうからである。

結論は次の通り。
最低限の発話は打ち込みのごとく反復練習で身につけたら、英会話は常に異文化同士の者が相互に協力して会話の目的を達成しようとするものであるという気持ちと態度を養うようにするべきだろう。


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【 2015/06/24 】 英語教育 | TB(0) | CM(-)
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