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テレビで見かける日本語表現「なつかしい味」

 TVでは食べ物のレポート番組が実に多い。
レポーターが何かを食べて一言。
「なつかしい味がします。」

この表現はどうなのか。あいまいでよくわからない。他にほめるところがないのかと疑ってしまう。

「なつかしい」はレポーター本人にとってなつかしいのであって、視聴者にとっては意味不明。

その人の母親の味なのか、学生時代によくかよった店の味なのか。
出身地によっても味付けは様々だろうから、その人の出身と違う地域の人にとっては「なつかしい」わけではないだろうに。

この表現も、以前書いた「やはり」と同様、暗黙の前提として「他の多くの日本人が幼い頃、または若い頃に食べたと思う。」という気持ちがあるのだろう。

よってこれも日本独特の言い回しであり、英訳するのは不可能に近いだろう。

あえてやってみると
This food has brought back my memories of my mother's dishes in my childhood.

先述の通り、「その懐かしさ」はその人だけのものであると表現せざるを得ない。

しかし、あえて日本人の感覚を考慮すれば
This food has brought back my memories of my mother's dishes in my childhood and will make many Japanese feel the same way.

「なつかしい」という単純な言葉だが、共通体験を持たない異文化の人に伝えるには、非常に長い説明となる。

もっとも、お互いの文化を知っている場合には長い説明をするよりも、相手の文化にたとえたりすると明快である。

例えば、英国人からの質問
"What is NHK?"

に対して「公共放送だ」と答えるのでもよいが、「BBCのようなものだ。」と伝えた方がわかりやすい場合もある。

お互いの言語・文化の理解の程度によって、話し方を変化させるのは
異文化間交流において有効である。


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【 2015/05/20 】 雑談(英語) | TB(0) | CM(-)
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