英語・英語教育・TOEIC

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書籍のご紹介 「外国語教育〈7〉グローカル時代の外国語教育」

「外国語教育」シリーズ第7弾の発売が開始されている。

このシリーズは学術的な内容のため一般の方にはなじみがないかもしれない。

今回のテーマは「グローカル時代の外国語教育」。
グローバルとローカル(世界的と地域的)。

英語は世界共通語であるが、一方で使用される地域によって、それぞれ独自の発展を遂げていたりする。
World Englishesと言われたりするが、英語には複数のものが存在することを示していると言えよう。

ローカルと言えば、例えばインド英語、シンガポール英語など。
日本では昔からネイティブ神話が根強く、日本独自の英語が確立されているとは言えない。
もっと多くの人が英語を使うようになれば自然に「日本英語」が形成されるだろう。

ところで、今回の本の中に掲載された論文の1つを私が翻訳した。修士時代の師匠、岡教授との共訳。
NCM_1012.jpg
(写真追加 2015.4.23)

"Localizing the Global in Lingua franca interaction and English language pedagogy"

リンガ・フランカによる交流において「グローバル」をいかに「ローカライズ」するか
― 英語教育の視点から ―


著者はMartin Dewey氏で所属はKing’s College London(翻訳当時)。
彼はEnglish as a Lingua Francaの大家とのこと。
(lingua franca(リンガ・フランカ)とは共通語。例:中国人とドイツ人と日本人が話をするとき全員が英語を使えば、英語がリンガ・フランカ。)

1文が非常に長いものばかりで、日本語に直すときに非常に苦労した。どこまで分解してよいものかと。わかりやすい日本語にしようとすればするほど、原文の長さ・重厚さから離れていってしまう。
翻訳に関しては、個人的にはできる限り原文のニュアンスを残したいと考えているので。

この論文は英語指導者の立場から見た場合に、非常に興味深い示唆を与えてくれる。

ノンネイティブ話者同士が英語によるコミュニケーションの練習をしている場合、文法の観点からは間違いを犯したとしても、果たしてそれを修正すべきなのか。

話者同士は、コミュニケーションの目的を達成するために色々な修正・すり合わせを行っている、しかもシステマチックに。話者の意識はネイティブ基準の文法的正しさにはほとんど置かれていない。

実験を通した詳細な考察は意義深い。

これからの時代、ますますグローバル化する英語。
リンガ・フランカとしての英語についての考え方を学びたい方は是非ご一読を。


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