英語・英語教育・TOEIC

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ネイティブを目指す!・・・??

英語の学習者の中には、ネイティブを目指す!という人がたまにいる。

しかし、それは無理な話である。

努力によってなんとかなるものではない。いくらがんばっても水中で呼吸できないのと同じ話である。


そもそもネイティブ・スピーカーとは、デジタル大辞泉によれば

ある言語を母国語として話す人。


nativeとは、Merriam-Websterによれば、名詞の場合

one born or reared in a particular place
特定の場所で生まれた、または育った人。


要するに、英語に関しては、英語が母国語として話されている国で生まれた、または育った人で、
英語を母国語として話す人を、英語のネイティブスピーカーと言うのだろう。

従って、日本人は、英語圏で生まれ育ったわけでもなく、
英語を母国語としているわけでもないので
英語のネイティブスピーカーにはなれない。


もっとも、今までの話は形式的である。
おそらく「ネイティブを目指す」と言う人は、「ネイティブ並の英語力を目指す」と言いたいのだろう。

目標を高く持つことは素晴らしい。
しかし、現実には、ネイティブ並みにはならないことを知っておいたほうがいいだろう。

そもそも、我々人間は受精卵になって2、3週間後には音が聞こえているらしい。
つまり、すでに母親の胎内において、
周りの日本語の音、イントネーション、息遣いなどを聞いているのである。
そして、約10ヶ月後、現生に出てきたときから、
両親、おじさんおばさん、おばあさんおじいさんをはじめ
いろいろな日本語をこれでもかというほどあびせられて成長するのである。

そして、以前聞いた話では、生後2,3年の一定の時期だけ、
言語習得のための、ある化学物質が脳内で分泌されるとのこと。

このようなことを総合的に考えれば、
乳児期を過ぎた人間が、別の言語をネイティブと同じように操れないのは当然である。

また、アメリカに40年も50年も住んでいる日本人は、
ネイティブ並みとも言えるほどに英語ができるだろう。
しかし、そういう人は、日本語を忘れている。
つまり、ネイティブに近づけば近づくほど、日本語を忘れるということである。
日本語の記憶と引き換えに、ネイティブに近づくと言える。
日本語、日本語の感覚をなくせばなくすほど、英語がネイティブらしくなるのは当然だろう。

つまり、ネイティブとバイリンガルは両立しない概念と言えよう。

忘れてはならないのは、
英語ができる日本人とは、

日本語と英語の両方ができる人のことである。

英語しかできない人は、国籍の話は別として、日本人とは言えない。

例えば、帰国子女が英語がペラペラなのをみて

英語がすごくできますね

と表現する人がいるが、正確には誤りであろう。

それはあたかも、日本人に対して、

日本語がすごくできますね

と言うようなものである。


その帰国子女にとっては、英語が生活の主体だったからである。
できる、できないの問題ではなく、あたりまえのことなのである。

その帰国子女である日本人が、英語ができると言えるためには、

状況に応じたきちんとした日本語と、それに対応する英語が理解でき使用できる必要がある。


日本人の英語学習者がやみくもに誤った目標に進んでしまい
途中で道に迷ってしまったり、あきらめてしまったりすることがないようにしてほしいと思う。

まず目指すべきことは、「相手の言ったことや書いたことの要点を理解でき
自分の伝えたいことの要点を話したり書いたりできること」であろう。


日本で英語を学ぶときのコツや注意点を知りたい方は
ぜひ「日本で英語を習得する方法」のご一読を!

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【 2013/01/18 】 英語習得 | TB(0) | CM(0)
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