英語・英語教育・TOEIC

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「同じものを繰り返す」は合理的

以前のブログ記事
http://kics2013.blog.fc2.com/blog-entry-440.html
の最後の部分で「読む」指導の一例として次のことを紹介した。

「同じ文章を繰り返し読み、読む速度を上げていく」


これに対し、英語教師の方など数名が反対意見をTweetしていた。
======
「同じものを読むのはつまらない。」

「自分が楽しめるものを読むから、どんどん読めて力がつく」
======

確かに、つまらないかもしれない。興味あるものを読むのが「読む」ことかもしれない。

しかし、それはある程度英語ができるようになった人の意見だろう。

中学、高校レベルで、興味のあるものを見つけるのは難しいだろう。それに、サッカーが好きな生徒はサッカーに関する文章だけ読んでいればよい、というのは教育的に偏っているだろう。
むしろ若いうちに、興味がない、または知らない分野のものについても知識を広げてあげるのが教育だろう。

英語に限らず「実力をあげる」ためには、「つまらない、苦しい」と感じる状態まで練習をする必要があろう。

その練習には相当な量の反復練習が含まれる。

同じものを繰り返すことによって、頭ないし体にそれを刷り込ませていくのである。そうすれば、だんだんと苦労せずに(考えずに、意識せずに)やれるようになる。

いわゆる自動化である。

マラソン選手で、「他人とレースをするのがおもしろいのだ、普段1人で走るのはつまらないからしない」という人はいないだろう。

野球や剣道の素振り、ボクシングのシャドーボクシング、歌唱の発声練習など、上級者になっても必ず行うものである。

勉強でも、内容を自分の血肉とするためには教科書や問題集を反復するだろう。

それなのに、英語に限っては「楽しくなければ英語じゃない、いい英語の授業ではない。」と考える人が少なからずいる。

このような主張をする人は、高い英語力(例えばTOEIC900、英検準1級を苦労せずにとれるレベル)を本当に身につけているのだろうか。反復練習をしないで身につけたのだろうか。自分は反復練習してその重要性がわかっているが生徒には伝えないということなのだろうか。

私の知る限り、国内学習でそのレベルにいく人は皆、苦痛を感じながらも反復練習を続けて達成してきているからである。

「反復はつまらないから、よくない」との考え方は、私の知る限りにおいて、英語習得の観点からは的外れと言える。

そして学校の授業においても「英語習得は苦しいものだ。他の知識・技術の習得と同様だ。」とはっきり伝えたほうがよいと思う。
(このように実感していないなら、伝えることはできないが。実感していない場合の例:教師が高いレベルを、国内学習の別の方法で達成した、高いレベルに達していない、長期海外生活で身につけた等)

なまじ、「楽しく会話していればペラペラになれる」という幻想を残しつつ、英語を身につけられないまま卒業させるよりいいと思う。
そうすれば、英語ができなくても「必要な量をやらなかったから、できなくて当然。将来、必要になったら、必要な量をしっかりこなそう。」と納得できるだろう。

英語習得に関する真実の1つは次のことである。

「一定量を身につける」

どんなに頭の切れる天才でも、語学習得に関しては「一を聞いて十を知る」はありえない。appleを知ったとしても、それによってgrapeまでインプットされることはない。一定の時間をかけ、インプットとアウトプットの練習が必要となる。
逆にいえば、一定量をやりさえすれば、天才でなくても、子供であっても身につけられるのが語学である。

そして、一定量を身につける合理的な方法として、「同じものを繰り返す」を紹介したのである。

これは、海外生活を1,2年行った人が基本的な会話ができるようになるのと同じ原理だろう。つまり、同じ表現を見たり聞いたりするのを毎日のように繰り返し十分なインプットを得るので、また毎日同じ単語・表現を使うので、それに関してはできるようになるのである。

国内での英語習得について詳しく知りたい方はコチラの拙著を参照されたい。


最後に、TOEIC講師として著名な方のTweetを載せておく。
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【 2015/07/22 】 英語習得 | TB(0) | CM(-)
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