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発音を予想するのは英語の綴りから

こちらのサイト、たまたま見つけた。
http://englishbootcamp.jp/blog/?p=9271

マスコミにも取り上げられているとのこと、英語学習者に影響力が大きいだろうから、学習者が誤解しないよう、今回とりあげてみる。

この著者も、私と同様発音にこだわりがあるようだ。

「カタカナ語は全て間違いと心得よ」というのも同じ意見である。

ただ、「あれっ?」と思ったのは次の1文。

"salary は、実は野菜の celeryと、同じ発音なのです。"

さらに次のようにも書いてある。

"音感の良い人は、salaryとceleryが同じ音だということに、すぐに気が付きます。"

ぶーと 


これらの記述は間違っていると言わざるを得ない。

まず、発音を考えるとき、カタカナを基準にするのは間違いのもと。
文字を見ないで耳だけで考えるのもよいが、事実上無理だろう。
日本語の影響を受けており、細かい聞きわけはできないだろう。

それゆえ、発音記号を確認するのがよい。

しかし、発音記号がわからない人も少なくないだろう。
その場合、英語の綴りから考えるのがよい(「フォニックス」とも呼ばれる)。

大抵の場合、綴りと音は対応関係がある。

bag, catなどの"ba", "ca"の音は[bæ],[kæ]。
これをもとに"salary"も[sæ]であろうと予想できる。

celeryの"ce"は、bell, cellなどをもとに[se]であろうと予想できる。

実際に両者は、salary [sˈæl(ə)ri]、celery [séləri]である。
母音が異なっている。

耳がよければ、両者の違いにも気付くはずなのだが。
勘違いをしてしまうと、認識というものはなかなか変わらないものである。

ついでに次の記述における発音記号も気になった。
=============
communication
kə-myü-nə-kā-shən
太字の母音は全て、同じ音(ə)です。
なので、カミュ~ナケ~イシャンと、発音すべきなのです。
=============
「ケ~イ」に対応する発音記号は[kā]ではなく[kei]だろう。
("myu"も正式には[mjù]だが)。


どうやら、この著者は細かいことは気にしないタイプなのだろうか。
「ブートキャンプ」ということからも、「細かいことはいいから、私のまねを繰り返しなさい。たたきあげてあげます!」という上達のさせ方なのだろうか。

それから、このサイトにあるように「ネイティブ発音を目指す」のは自由だが、0歳からネイティブ環境に育った場合を除き、「ネイティブと全く同じ発音にはならない」と思う。
自分の発音がネイティブみたいにならなくても、悲観する必要はない。

発音のポイントをおさえて、より多くの人に通じるような発音を目指すのがよいだろう。
また、発音と同じかそれ以上に重要なのはイントネーションである。

それらを手軽に学びたい方は、拙著「発音PREMIUM」をどうぞ。

  

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【 2015/07/09 】 発音・スピーキング | TB(0) | CM(-)
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