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「反対です」は"No"ではない?

前回の記事で「コア・ミーニング」と「話者の気持ちによる表現の違い」について述べた。

そのようなことを書いていると必ず思い出すのは、知り合いだったビジネスパーソンが大学生の私に、自慢げに教えてくれた英語である。
「反対だ、というとき、なんといえばいいかわかる?Noじゃないんだよ。I don't think so.って言うんだよ。」
当時の私は、「へー、そうなんだ。Noって言ってはいけないんだ。日本語とずいぶん違うんだな」としか思わなかった。

しかし、今では次のように考える。

もちろん、"No"と言ってもよい。
ただし、"No"は場合や言い方によってはかなり強い否定になる。
その場合の1つの婉曲方法として"I don't think so."があるのだろう。

コアは「私はそう(は)思いません。」

さらに、言い方によって婉曲の度合いを深めることができる。
ためらうように、「あーいるんすぃんくそう」と言ったり、語尾を上げ調子にしたり。
そうすることによって、「やむを得ず反対している」「あなたの言うことも理解しているが、どちらかというと賛成しかねる」というニュアンスが出るだろう。
(「言い方」によるニュアンスの違いはすべての会話に言える。"No"についても、きっぱり「のう!」と言うのと、「の~ぅ」と言うのとでは違う。それは日本語による会話でも同様だろう。)

また、否定を表すには、I disagree.でもよいだろう。コアは「不同意です。」

I can't agree. と否定形を使えば、「同意することができない。」となるだろう。「同意したいのもやまやまだが、やむを得ず賛成しない」というニュアンスになるだろう。

なお、disagreeはagreeをdisによって否定しているので「不同意」ととらえたい。

「反対だ」と直接的な単語であれば、例えばopposeやobjectを使える。
ただし、これらの単語はむしろフォーマルな場で使われることが多いように思う。
日本語でも日常会話で「反対だ」と言うことはあまりないのと同じだろう。

映画などのせりふがI have an objection. で字幕に「反対です」とあったからといって、日常会話で使うとちょっと変になるかもしれない。
場合によっては「異議があります」というニュアンスにもなるだろう。
(字幕は、簡潔さの要請から、相当程度意訳されている場合も多く、また翻訳者の感性が色濃く出ているものである。)

映画や小説で出てきたせりふは、場面との関連も重要である。
例えば、法廷での会話を、そのまま日常会話に使うとおかしなことになりうる、など。

結局、日常会話では、相手との円滑な関係を維持するためにも「そうは思わないなあ」ということでI don't think so.は有効な表現であるが、「反対だ」は、場面や話者の気持ちによって、それだけにとどまらず、たとえば"No"と言うことも可能である。
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【 2015/09/16 】 発音・スピーキング | TB(0) | CM(-)
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