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英検やTOEICで狙われるか:knock off

先日、大学院で受講したい授業(10時40分に開始)に関して、開始時間を少し早くすることができないか、メールで先生に尋ねてみたところ、次のような返答があった。

We can start at 10:30 or so and knock off a few minutes at the end.

knock offとは何か。
あまりなじみがないので、今回はこれについて。

まず、knock outは、日本人にはなじみ深い。
ボクシング等で、ノックアウトと言えば、相手を殴るなどして立てなくさせること。
そこから、派生的な意味も何となく想像がつきやすい。

問題は、knock off。
knock offはあまりなじみがないので、英検やTOEICで狙われるかも。

もっとも、コア・ミーニングから考えれば想像はつきやすい。

offのコアは「~から離れて」。

よって、knock offは、「たたいて=knock」、「(自分から)離れるようにする=off」というような意味。

実際、辞書によれば、コアは「たたいて払いのける、打ち落とす」。

そこからいろんな意味が。よく使うと思われるのは「(仕事など)を手早く仕上げる、やめる」
これも、「仕事などを自分から離れたところにおく」というようなニュアンスだろう。

例:Let's knock off work and go out for lunch.仕事を中断してランチにいこう。


ということで、上述のメールの内容は次のような感じだろう。

「10時30分くらいに開始し、終わりを数分早めに切り上げることができる。」


学習者としては、「終えるなら、finishでいいじゃないか。knock offなんて出てきたって覚えられない」と思うかもしれない。
確かに中級くらいまでは、類似表現がいくつもあるとき、どれか1つをまずしっかり覚えるということも大事だろう。

しかし、語彙や表現が複数あるということは、それだけニュアンスの違いが存在するということ。
学習が進むにつれ、ニュアンスの違いを感じることができるようになるとよいだろう。

この場合、finishもknock offも、「終える」ということなのだが、両者のニュアンスの違いは日本語で言えば「終える」と「切り上げる、仕上げる」ということであろう。
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【 2016/04/13 】 単語・熟語 | TB(0) | CM(-)
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