英語・英語教育・TOEIC

英語にまつわる色々な事を書きます。Amazonベストセラー第1位「MAGICAL 実用英文法」。その他「発音」「会話」「TOEIC」などオススメ電子書籍はコチラです⇒ http://t.co/CgueYZtnXj
0312345678910111213141516171819202122232425262728293005

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【 --/--/-- 】 スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

【発音マニア・閲覧注意】JAPANを格好良くいうには

Japanの発音は、カタカナ語「ジャパン」とほぼ同じだから難しくはない。
日本語英語であっても通じるから問題はない。

ただ、より英語らしくするにはチェックポイントがいくつかある。
これらは細かい話であり、職人技とかプロの技の秘密のようなものである。
やらなくても、またできなくても構わないともいえる。
まねしたいと思う部分だけでもまねてみるのもよいだろう。

発音記号は[dʒəpˈæn]

・まず、アクセントは後ろで、[æ]は「あ」ではない。
・[p]は破裂させる。
・最初の[dʒə]は「じゃ」よりも口を小さく、むしろ「じゅ」に近くする(発音にも個人差はあり、「じゃ」に近い人もいるが)。

以上、最初に述べた通り、それらは「プロのこだわり」ないし「マニアの楽しみ」であるので「ふ~ん」と思うだけでも大丈夫。


しかし!ここまでは、実は前置き。

ここからが、ディープなマニアの世界(笑)

まずは次の単語をそれぞれ発音してみて頂きたい。

Japan, Asia, usual, garage, large, pleasure, vision, .pigeon

これらの単語で共通する音は?
ジャパン、エイジャ、ユージュアル、ガラージュ…

そう、「ジャ」や「ジュ」の部分である。

つまり、今回のテーマはJapanの最初の音[dʒ]に気を配っているかということ。

実は、上に挙げた単語の「ジャ」「ジュ」の部分はすべて同じ[dʒ]ではなく、[ʒ]のものもある。
つまり[d]が入らないものがある。

[d]が入らない代表的な単語を以下に太字で記載する。
大抵は[d]が入るため、入らないものの数は非常に少ないので、全部覚えてしまえばよい。もし、あなたがマニアであるならば。

usual, usually, Asia, garage  
cf. large[lάɚdʒ(米国英語), lάːdʒ(英国英語)] / huge[hjuːdʒ]

pleasure, treasure, leisure[líːʒɚ(米国英語), léʒə(英国英語)] ←綴りの最後が"sure"

decision, inclusion, conclusion, confusion, vision綴りの最後が"sion"
cf. pigeon[pídʒən(米国英語), ˈpɪdʒɪn(英国英語)], religion[rɪlídʒən]

rouge[rúːʒ], prestige[prestíːʒ] , beige[béɪʒ], (これらはフランス語にとても多く出てくる音)
cf. page[peɪdʒ]

参考までに[d] [dʒ] [ʒ]の解説動画を載せておく。

[d]
[dʒ]

[ʒ]

まとめ:
Japanという誰でも知っている短い単語でも、それをちゃんと発音しようとすると、実はチェックポイントがいくつもある。ただ、これらはプロやマニアのこだわりである。

スポーツでも芸術でも料理でも、プロには細かいこだわりや技があるものである。
料理人が隠し包丁を入れたり、だしの取り方を工夫したり、焼き加減を調節したり、と実にたくさんの技がある。
英語でも同様ということである。

これらの技は全員がまねをする必要はない
また、これらの技は「標準的なネイティブ話者の英語」に近づけるための技である。
世界共通語たる英語を話す場合、必ずしも必要なものでもない

あくまでも、発音マニアの英語のプロのこだわりとして受け止めて頂けたら幸いである。
【 2017/01/25 】 発音・スピーキング | TB(0) | CM(-)

「conduct=実施する」はやめた方がいいのでは?

次のようなTweetがあった。
これはTOEICの問題だろうか。

conductはくせものだ。

「語彙だけの和訳をあてはめれば、正解がいくつもありうる」問題は学習者泣かせである。
理屈で考えてもまず無理で、「聞いたことがある、読んだことがある」という経験がものをいう、ネイティブ話者に極めて有利な問題である。
(TOEICの個人的なテクニックとして、2つで迷ったときは「やさしい語彙を選ぶ」がある。絶対正解というわけではないが。今回はbeginかconductで迷うならbeginとなる)

私が英語教育学でよく読んだり話したりする内容に「試験を実施する」がある。
自分で言う場合つい"conduct a test"と言いたくなってしまう。
しかし一般的なのは"administer a test"である(他にも言い方はあるだろうが)。

それゆえ、conductには警戒心がある(笑)

conductにつき、今回もう1度意味や用法をよく調べてみた。

ややこしくしているのが「conduct=実施する」と覚えることだったようだ。

Oxford Learner's Dictionaryによれば次の通り。

conduct=something to organize and/or do a particular activity
e.g.
to conduct an experiment/an investigation/a survey
The negotiations have been conducted in a positive manner.
They conducted a vigorous campaign for a shorter working week.

意味は「オーガナイズする(組織する、体系づける、まとめる、計画する、(計画して)催す)、特定の活動をする」
cf.conduct an orchestra=オーケストラを指揮する/conduct the tour=その旅行のガイドをする

よって、conductに対応する日本語のコアとして「する、行う/オーガナイズする」と考えるのがよいのではないか。

このコアミーニングを"conduct a project"にあてはめてみると「計画を行う、計画をする」ではちょっと違和感が出るので(「計画する」ならOKだろうが)違うかも、と思えるし(「計画を実施する」だとOKになってしまう)、conductの意味で「計画する」が含まれていると知っていれば「計画を計画する」では変かも、と思えるのではないか("dream a dream=夢を見る"はOKだが)。

あるいはもっと簡単に、conductするのは「実験、調査、交渉、キャンペーン」と覚えておけばよいのではないか。
これらはa particular activity=ある特定の活動なのだろう。

一方、projectは以下の通り、何か新しいもの、またはよりよいものを生み出すためのwork。「新しいもの、改善されたもの」を求める意味合いが強いらしい。

a planned piece of work that is designed to find information about something, to produce something new, or to improve something
e.g.
a research project
a building project
to set up a project to computerize the library system

では「計画を実施する」はどういうべきか。
これに近いまたは関連する意味でprojectの前における動詞をCOCAのコンテクスト、コロケーションで調べたところ以下の動詞の用例があった。
launch/implement/begin/start/introduce/participate/undertake/complete

launchとimplementの頻度が高かった。

これらからわかるのは「計画を『開始する、導入する』」と表現するということ。

implementはOxfordによれば次の通りで「(公式に決定されたものを)始める、開始するニュアンスが強いのではないか。
to make something that has been officially decided start to happen or be used
SYNONYM=CARRY OUT
e.g.
to implement changes/decisions/policies/reforms
A new work program for young people will be implemented.

なおCOCAで、次のような用例がたくさんあった。
project implementation/implementation of the project
implementation project
計画実施と実施計画ということか。

こういうややこしいものは、本来、ネイティブ話者の感覚で、つまり理屈よりも「見たことがある、聞いたことがある」という経験で判断した方がはるかに合理的。
しかし、学習者としてはなかなかそういう経験はないので、理屈で納得しておくことも時には必要だろう。
ただし、コミュニケーションの観点からは、不自然な語彙であっても大抵通じるので、英会話をするときはそれほど気にしなくてよいのではないだろうか。


【 2017/01/05 】 単語・熟語 | TB(0) | CM(-)

bootは味わい深い語

次のようなTweetを見かけたので、今回はbootについて。



bootは口語で使われることが多い。といってもあまり使われないのでなじみが薄いがなかなかな味わいのある語。

意味の流れ(おそらく)
動詞:ブーツ(長靴)をはかせる→(目的語+out)けとばす・追い出す・解雇する
例:The president booted him out.=He was booted out of the company.
cf.名詞:He got the boot. 彼は首になった。

その他、「(コンピュータを)起動する」の意味も。
ブーツをはかせて歩けるようにする、ということから、コンピュータを使える状態にするということなのか。
それにしても、シューズでなく、ブーツなのはなぜだろう。
boot=a strong shoe that covers the foot and ankle (Oxford Learner's Dictionary)
とあるように、強い感じがするし、「蹴りだす」意味あいもあるからだろうか。


自動詞は「吐く」の意
日本語の「吐く」の音が靴やブーツを連想できるのは日本人にとってご利益!?
といっても、「嘔吐する」話は滅多に聞かないし、聞いてもまずvomit/throw upしか使われないだろうけど。


You bet.にも触れておく。bootとちょっとだけ関係があるから。

You bet.は口語でたまに使われる。汎用性が高く「はい/どうも」的な感じ。

Are you nervous? You bet! 緊張してる? その通り!

以下の表現はYou betを強めて、「確信がある」というような意味合いとなる。一般的にはまずきかないけど。

You bet your (sweet) life[your bottom dollar/your (sweet) bippy/ your boot(s)]

賭けるものが、「素敵な人生」「最後の1ドル」はわかるが、bippy=おしり、bootsというのはどういうことか…
馬に乗る文化や大陸を開拓する中で、ブーツはとても大切なものだったのか?

例:
I can bet my life on it.=それに賭ける。
I can bet my bottom dollar that he'll be late.=彼は絶対遅れるよ。


ネイティブ的で口語的なもの、慣用表現的なものは、学習中にあまり出会わない。
出会ったら、「なぜこのような表現が、このような意味をさすのか」と考えるのは面白い。

ただし、深入りする必要もない。
由来は諸説ある場合も少なくないし、地域差・個人差による使用の有無もあるだろうから。
優先事項は標準的な英語の習得である。
しかし、1個の表現のあれこれを考えるのは、文化まで視野に入れた語学学習の面白いところでもある。
【 2016/12/28 】 単語・熟語 | TB(0) | CM(-)

【おしらせ】メディア英語学会 研究例会 12/10(土) 14時

日本メディア英語学会 研究例会のお知らせを、以下に載せておきます。
ご興味がおありの方はお気軽にどうぞ。


東日本地区第 95 回研究例会


今回の東日本地区研究例会は、ココネ言語教育研究所(COCONE Institute for Language
Education)様のご協力を頂き、開催の運びとなりました。下記ご参照のうえ、どうぞ奮ってご参加いた
だけますようここにご案内申し上げます。

日時: 2016 年 12 月 10 日(土)14:00-17:00
会場: 東京都渋谷区恵比寿 4-9-10 4F セミナー会場
交通アクセス: JR 山手線・東京メトロ日比谷線「恵比寿駅」より徒歩 5 分。
https://www.cocone.co.jp/
会費: 会員・学生 無料(非会員 500 円・予約不要)

第1部:研究発表(14:00-15:20)
発表者: 臼倉美里 会員 (東京学芸大学教育学部 講師)
発表題目: 「大学入試改革と小中高の英語教育—2020 年を見据えて」
要旨: 学習指導要領の改訂や大学入試改革など、英語教育が変わろうとしている。本発表
ではこれからの英語教育の方向性を見据えながら、小中高における英語教育がどのよ
うに変わっていくことが期待されているのかを考察する。

プロフィール: 臼倉美里(うすくらみさと):日本メディア英語学会 選挙管理委員長・本部事務局
補佐。昭和女子大学英米文学科卒。大学卒業後に都立高校教諭として 5 年間勤
務。その間、東京学芸大学大学院修士課程(教育学)を修了。引き続いて博士課
程を修了。博士課程在学中に都立高校を退職。その後は大学および高校での非常
勤講師を経て現職に至る。専門は英語教育学。研究分野はリーディングで、特に文章
理解における明示的知識の必要性、単文理解速度の重要性などに焦点を当ててい
る。近著に、『Reading Steps ステップアップ 英文読解と基本文法』(金星堂)、
『English Switch ストーリーで学ぶ 大学基礎英語と TOEIC®テスト頻出語彙』
(金星堂)、『English First Basic 大学英語の総合的アプローチ:基礎編』
(金星堂)、『English First Starter 大学英語の総合的アプローチ:入門編』
(金星堂)、『高校英語授業を変える!』(アルク)がある。

第 2 部:招待講演(15:30-16:50)
講演者: 田中茂範氏(ココネ言語教育研究所 所長、慶應義塾大学環境情報学部兼大学
院政策メディア研究科 教授)
講演題目: 「ICT と英語教育とアクティブラーニング」
要旨: この発表では、英語教育とICTとアクティブラーニングの相互関係について原理的な
考察を行うことを通して、新しい英語教育の可能性について議論します。「メディアはメッ
セージである」というマクルーハンと「教育は将来のためのものではなく、今を生きる生活の
中に息づくものでなければならない」というデューイの考えについても見ていきます。
プロフィール: 田中茂範(たなかしげのり): 現在 ココネ言語教育研究所 所長、慶應義塾大学
環境情報学部兼大学院政策メディア研究科 教授、JICA 語学研修諮問委員会
座長、財団法人国際交流サービス協会 アドバイザー、ベネッセ教育総合研究所
ARCLE 理事、智学館中等教育学校・高木学園高等学校 英語教育アドバイザー。
1983 年 米国コロンビア大学博士課程(応用言語学)修了(教育学博士号取
得)。近著に表現英文法 増補改訂版』(コスモピア)、『日常まるごと英語表現ハ
ンドブック』(コスモピア)がある。

連絡先: 吉原 学[日本メディア英語学会東日本地区長、東京経済大学]
manabicreation@gmail.com
【 2016/11/26 】 お知らせ | TB(0) | CM(-)

発表 無事終了!

日本メディア英語学会での発表2つを無事に終えた。

午前は4人で共同発表。
私が最初に発表した。
英文の難易度の測定方法・結果について。

その後に続く3名の先生方が、それを生かしつつ、メディアを利用した教育法を上手にまとめていらっしゃり、1時間がスムーズに流れていった。


午後は個人発表。
ニュース記事の難易度を語彙面から測定する方法、結果について。


KIMG0222.jpg 
デスクトップはちょうど時期なのでカボチャのおばけ
KIMG0221b.jpg

メディアの学会だけあって、世界的に有名なメディア関係の会社で長年英文記事を書いていたというような経歴の方々も多かった。

調査した中では、TTRという指標ではJapan Timesが最も難しくて、New York Timesは真ん中あたりという結果。
確かにJapan Timesはかなり難しいと思うので妥当な結果だと思う。


しかし、数名の方々から質問が。
「New York Timesの方が難しいと思う。」
それは個別的な要因、例えば背景知識、教育歴などによるのかもしれない。
特にJapan Timesは日本に関する記事が多いだろうから、「より簡単」に感じるかもしれない。


その結果はあくまでTTRに基づくものである。別の指標、例えばReadabilityではNew York Timesが最難関である。


全体的には「とても興味深い発表」との好評価を頂けた。
これでまた一仕事終えることができたが、まだまだやることはあるので気を抜くことはできない。
【 2016/10/30 】 研究・論文 | TB(0) | CM(-)


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。